2008年11月12日

『三太郎の日記』が復刊されました

11月10日、角川学術出版より
『新版 合本 三太郎の日記』が復刊されました。

↓こちら
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=200809000195

角川選書創刊第1号です。


かつて『合本 三太郎の日記』の版権は別の出版社にありましたが
角川氏との交際を深めてゆく中で阿部次郎は
戦後、角川書店に版権を移す事を決意します。

版権を移すに至った理由について
阿部次郎は角川氏に
「角川を助けてやりたいからだと言いたいのだが
それでは君に失礼にならないだろうか。
もし君が阿部ごときに助けてもらいたくないと思うなら
そうは言わない」という趣旨のことを語ったといいます。

その言葉を聞いた角川氏は
阿部次郎の前もはばからず、声を上げて泣き崩れたということです。


著者-読者の関係のみならず、
著者-出版社の関係においても
いかに『三太郎の日記』の存在感が大きかったか
再認識させられるエピソードです。
posted by 青田三太郎 at 00:17| 宮城 ☁| 記念館の日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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